月の世界から地球を見れば一覧

Rへ・・・きみの世界

無風の風が吹くきみの世界

心にしか抜かない無風の風

きみの世界の扉をあければ

ぼくのところにも無風の風が吹く

ひとりぼちのぼくのところに

Rはやってきた

なぜ飛ばないの・・・羽のないうさぎ

Rのことばにきみの若さを思う

ぼくはこの世界でぼくでいるかぎり生きていられる

つばさのないうさぎでもふわふわととぶ

Rのところにだってとんでいける

あいつのところにもとんでいった

でももうおわりだ

ぼくは・・・わたしになり・・・死んでいく

きみのような若さのないぼくは

飛翔・・・死だ

Rわすれないよ

やさしいきみを・・・そしてきみの幸せをいのっている


母を思う時

わたしは今も母を思う

忘れることができない

優しいとか暖かいとか甘い思い出はないけど

冷めた目の母はわたしを抱きしめはしなかったけどわたしを外敵からは守ってくれた

わたしがしたいのは母と手をつなぐことだったけど母はそういうことは嫌いだった

手をつなぎあったりからみあってる母子の姿は気持ち悪いとよく言っていた

それはそう感じるのだからどうしようもないよね

きちんと食事をたべさせ寒くないように暑くないように着るものもつくってくれて

大好きなのんちゃんをつくってくれた

これだけでじゅうぶん・・・

何度かくれて泣いたとしても母のことは大好き・・・これを聞くときっと

気持ち悪いって言うでしょうね・・・遠いところにいるおかあさま!!


もう一度会いたい人

もい一度会いたいな~って思う人がいる

小学生のころの友だち・・・

18歳の頃再会した

小学生のころはちょっといじわるなところがあったけど

おとなになった彼女はやさしい人だった

お~ちゃんと呼ばれていた

わたしとはもうともだちではなかったけど今でもなつかしく思い出す

お~ちゃん・・・なっちゃんと結婚したのかな

仲良しっぽく見えたよ

もう一度会ってみたいよ


月が出てやがて・・・

わたしが聞いたことにはこたえない

いやなことは流す

それがやり方

わたしはそれでもいつも聞く

あるいは話す

そうやっているうちにわたしの中からうすれていく痛み

なぜ?

一番聞きたいことを聞いていない

それを聞けばきっと

わたしの前からいなくなる

ずっと日にちを手繰って過去にさかのぼる

そこにいるのは誰?同じ?ちがうの?

どちらでもいい

今ここにいてくれるから

いつまでいてくれる?

死ぬまでとは言わないけれどできればその日まで

そんなことないって知っているよ

月がでて・・・やがて沈んれ行く

この世に永遠のものなんてない


泣き場所

小学生のころわたしには泣き場所があった

母の前で泣くと「泣けばいいと思って・・・」とつめたく突き放されたから

泣きたいことがあるとわたしはその場所にかくれて声を殺して泣いた

引っ越しをしたらその家にはそんな場所がなくて、しかたないので

ふとんにはいると眠るふりをしてふとんをかぶりその中で泣いた

ある時それを母n見つかってしまい「なに泣いてるの?」と言われ

泣きたいからとこたえると「フン・・・泣きたいだけ泣けばいい」と・・・

それからわたしは泣くのをやめた・・・胸はいつも苦しくていつも悲しくて

わたしの夢は「今日はがんばろう・・・でも我慢できなくなったら明日は死のう」だった

明日なんてくることhない

目がさめれば今日で明日はわたしには訪れなかった・・・だから生きているのかもね